受賞作は、小社刊、樋口明雄氏『約束の地』。
「読み終えた後、片手に掴んだ単行本の重量が心地良い」──3/1「朝日新聞」朝刊、瀬名秀明氏
「環境破壊や狩猟、いじめなど盛りだくさんの問題をからめたエンタテインメント大作」──3/14号「週刊現代」、貴志祐介氏
など、評価の高い一冊です。
「人間と自然」というどでかい問題から、「国(政策)と国民」、そして「ある地域社会だけに通じるしきたりと社会常識」さらには「組織(会社)と労働者」、「親と子ども」……。
普通に日々を過ごしている我々がふとしたことでぶつかり、考えさせられる問題に、主人公も悩み、堪え、そして前進していきます。
何がかっこいいって、主人公、キレません。
受け入れます。そして、改革します。
と書くと地味な物語のようですが、巨大野生動物との闘いやショッキングな連続死亡事件などが次々と押し寄せてきて、大長編ながらページを繰る手が止まらなくなること必定。
昨年末に発売された作品ですが、ロングセラーとなっています。
ぜひ。
(県知事)