2009年09月14日

藤田宜永氏&小池真理子氏の貴重な夫婦対談

 ご報告が遅くなりましたが、8月下旬に福井市で
藤田宜永氏&小池真理子氏のサイン会とトークイベントが
開かれました。

 福井新聞社の主催で行われたものなのですが、
実は藤田宜永氏と小池真理子氏が一緒にサイン会を
開くことなどは、まず不可能と言っていいことなので
本当に貴重な機会でした。

 もともと藤田宜永氏が福井県出身ということで
この企画が持ち上がったそうですが、
サイン会では『たまゆらの愛』と新刊の『燃ゆる樹影』を
対象にしたもので、どちらも好評で
男女問わず、幅広い年齢の方に
お並びいただきました。

 トークイベントでは、夫婦がうまくやっていける秘訣も
紹介されており、藤田さん曰く「食事のことで、今日はありモノよ
と言われると非常に不安になる。ハンバーグとか、具体的な
モノを男は言ってほしいんだよね」と、
些細な日常の中での男女の思考の違いを
引き合いに出しながら
会場内での笑いを誘っていました。
 とはいえ、藤田氏は一切料理はしないそうで、
それはそれで小池氏が大変だなあ、と
小池氏に同情された方が
多かったようにお見受けいたしました(笑)

 もちろん、料理以外ではかなり藤田氏は
マメに小池氏のサポートをされておりますので
あしからず。
 お互いの思いやりをもってして、
バランスよく生活されておられることを
お二人のお話の中で感じた次第です。

 もっと中身の濃い話があったのですが、
今回は割愛させていただきます。
お許しください。

posted by kappa at 20:56| Comment(0) | TrackBack(0) | 日記 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2009年08月07日

日経ウーマンの読者の反応はいかに?

 厳しい暑さが続く中、夏バテは大丈夫でしょうか?
 日本各地でゲリラ豪雨が発生し、
日本の夏は熱帯の夏に
変化したのだと、しみじみ思う今日この頃。
 東京都心では蝉の声を聞きません(そうでない場所も
あるのでしょうけれど)。なんだか都会ならではの
砂漠にいるようです。

 そんな「砂漠」の渇きを癒す一つの手段が「読書」。
現実の世界から離れて、別世界に浸るのも一興。

 時代を超えて、といえば、近刊の『代表作時代小説』。
18編の多彩な時代ものの短編が読めるとあって、なかなか
読みごたえがありますよ。童が主人公にしたものもあれば、
十返舎一九の娘を主人公にした喜劇もあり…。
 舞台設定が変わっても、人の情けや怒りなどは
そうそう変わらないことを改めて実感いたします。


 さて、現実にはあり得ないからこそ、
愉しめる作品のひとつ、
藤田宜永氏の『たまゆらの愛』。

 本日発売の「日経ウーマン」に
藤田宜永氏の著者インタビューが
掲載されました。
話題の新刊のページにて紹介されています。


 大人のミステリアスな恋愛物語。
「日経ウーマン」の20代、30代の
女性読者の皆さんはどう思われるのでしょうか。
                       (みどり)
posted by kappa at 17:12| Comment(0) | TrackBack(0) | 日記 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2009年07月01日

藤田宜永氏の『たまゆらの愛』のインタビューが掲載されました!

 大人の男女の恋愛をじっくりと描いた『たまゆらの愛』。

 藤田宜永氏の新作は、50代の男女を主人公にした
ミステリアスな長編小説です。

 とくに、ヒロイン・希代がとても素敵なんです。
 個人的には70代の節子さんのような、芯のしっかりした
女性に惹かれました。
 
 作家自らが作品について語ったインタビューが
現在発売中の「HERS」と「ダ・ヴィンチ」で紹介されています。

 また、日経新聞(6月28日朝刊)、産経新聞(6月14日朝刊)、
毎日新聞(6月11日夕刊)でも著者インタビューが掲載されました。
 
http://sankei.jp.msn.com/culture/books/090614/bks0906140851000-n1.htm
http://mainichi.jp/enta/art/news/20090611dde018040064000c.html

 閉塞感が漂う今日この頃ですが、
小説ならではの醍醐味を味わって
いただければ、と思います。
           (みどり)
posted by kappa at 16:44| Comment(0) | TrackBack(0) | 日記 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2009年03月30日

『約束の地』冒険小説協会大賞受賞!

 さる三月二十八日土曜日、晴天の熱海にて、日本冒険小説協会大賞の発表が行われました。

 受賞作は、小社刊、樋口明雄氏『約束の地』。

 「読み終えた後、片手に掴んだ単行本の重量が心地良い」──3/1「朝日新聞」朝刊、瀬名秀明氏

 「環境破壊や狩猟、いじめなど盛りだくさんの問題をからめたエンタテインメント大作」──3/14号「週刊現代」、貴志祐介氏

 など、評価の高い一冊です。

 「人間と自然」というどでかい問題から、「国(政策)と国民」、そして「ある地域社会だけに通じるしきたりと社会常識」さらには「組織(会社)と労働者」、「親と子ども」……。

 普通に日々を過ごしている我々がふとしたことでぶつかり、考えさせられる問題に、主人公も悩み、堪え、そして前進していきます。

 何がかっこいいって、主人公、キレません。
 受け入れます。そして、改革します。

 と書くと地味な物語のようですが、巨大野生動物との闘いやショッキングな連続死亡事件などが次々と押し寄せてきて、大長編ながらページを繰る手が止まらなくなること必定。

 昨年末に発売された作品ですが、ロングセラーとなっています。

 ぜひ。


 (県知事) 
posted by kappa at 14:05| Comment(0) | TrackBack(0) | 日記 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2009年03月06日

『田村はまだか』吉川英治文学新人賞!

 二日前、三月四日に行われた第三十回吉川英治文学新人賞に、朝倉かすみ氏『田村はまだか』が選ばれました!

 なぜ二日遅れてのブログアップかというと、当日、担当編集者(私)は、朝倉氏が住む札幌の居酒屋で一緒に選考発表待ちをしていました。で、受賞となりました、と。来たぜ喝采。
 で、全身の毛穴からアセトアルデヒドが吹き出すほど呑みまして、翌朝(5日)気がついたらホテルのベッド、千歳空港に向かう快速エアポートも羽田行きの飛行機でも、寝ていました。
 東京でも、寝ていました。

 『田村はまだか』の舞台は、ススキノのバー。
 深夜、小学校のクラス会の三次会まで残った四十才になる男女五人が、一次会に来られなかった、かつて「孤高の小学六年生」と言われた田村を待つ、というストーリーです。

 札幌の夜に、田村と、会いました。

 1月に出た朝倉氏書き下ろし長編『ロコモーション』も、よろしく。
 生きていることの不思議さ、感じます。

                                      (県知事)
posted by kappa at 13:19| Comment(0) | TrackBack(0) | 日記 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2009年02月06日

樋口明雄『約束の地』の舞台がテレビに

「今こそ読むべき物語である」と宇田川拓也氏も絶賛(本の雑誌・二月号)の、樋口明雄氏『約束の地』。
また、内藤陳氏の「日本の小説・2008年オールスターズ」(一年間に出版された本を、野球のオールスターになぞらえて発表)では四番・センターに選ばれました!

『約束の地』は凶暴化する(人を餌にし始める!)野生動物、現代日本の病巣とも言える若者の孤独と破滅的行動、そしていじめ問題などに対面する「普通の」一人の男の日々を描いた波瀾万丈の長編です。

その舞台となったのが、八ヶ岳とその周辺の町。
大自然と人の住む「里」がせめぎ合う土地。

2月6日(金)、ま、今日ですが、 その八ヶ岳で進められている「里守り犬プロジェクト」が、フジテレビ系列「スーパーニュース」の中で18時17分から20分間、全国放送されます。

「里守り犬」とは、山から降りてきて農地を荒らす猿などの野生動物を追い払う(殺すのではない)訓練を受けた犬のこと。
『約束の地』でも、重要な役割として登場します。

自然と人間の共存、考え方の違う人間同士の共存をテーマした(米大統領のオバマ氏が主張していることも、これですね)『約束の地』をより深く楽しめる番組になっているのではないかと、思います。

(県知事)
posted by kappa at 12:40| Comment(0) | TrackBack(0) | 日記 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2009年01月30日

新刊! 朝倉かすみ『ロコモーション』

 おとなしいけど気になる人、いませんか?
 変な服を着ているわけでもなく、奇抜な動きをしゃっしゃとしているわけでもなく。
 普通。
 でも、気になる。

 なんで、あいつはあんな感じなんだろう?
  

 朝倉かすみ氏待望の書下ろし新刊『ロコモーション』は、そんな女の人が主人公。

 おとなしくて地味。そう言われたら、本人も嬉しい。
 目立つことが嫌いな性格のアカリという人の、出生から40代になるまでの半生が、軽妙に、だけど心を抉るような描写で綴られた作品です。

 最初はアカリの日常が淡々と、やもすればコケティッシュに描かれているように見えますが、次第に物語は、本人でもコントロールできない(あなた、できます? 私は、できません)人間の心の不思議さ、不安定さを照らしだしつつ、静かに暴走します。

 そこにあなたは何を感じるでしょうか?
 
 怖さか? 哀しさか? 滑稽さか? 愛おしさか? 諦念か?

 ラストシーン。
 彼女はある決断を迫られます。

 その選択は、ハッピーなのか、アンハッピーなのか?

 これまた、読む人によって受け取り方は違うと思います。

 読むのにかかった時間以上の、言葉に出来ぬ強烈な読後感が続くこと、保証します。
 うるうるする、とか、号泣する、というのではない、新手の感動が広がります。保証します。

 そうか、こういう「感動」もあるのか。
 あったんだよな、実は。


 で、読んだ人同士「どうよ、どう思うよ?」と話し合いたくなります。
 恋愛譚。人生譚。青春小説。心理劇。もしかしたらサイコサスペンス。
 『ロコモーション』の印象は、人それぞれかもしれません。
 

 『田村はまだか』で随所に見られた、おしつけがましさが全くない人間考察の鋭さに溢れた、一気読みの長編です。

 ぜひ。

(県知事)

  
posted by kappa at 19:00| Comment(0) | TrackBack(0) | 日記 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2009年01月16日

『独白するユニバーサル横メルカトル』、文庫&DVD発売中です!

 2006年、日本推理作家協会賞受賞→初の短編小説集発売→このミス1位獲得と、奇蹟のようなコースを走り抜け、一気に読者層を拡げるとともに知名度を上げた「日本一陽気なホラー作家」こと平山夢明さん。
 今月、出世作である『独白するユニバーサル横メルカトル』が文庫として装いも新たに刊行されました。またしても、本屋さんの店頭をイカれた雰囲気にしてくれています。読み逃していた方は、この機会にぜひ!
 本書収録の短編「卵男」が、アニメDVDとして発売されております。まさかの映像化であります。さらに拡大する平山ワールドの目撃者になってください。担当編集が言うのもなんですが、いい出来なんですよ、これが!
公式サイト → http://www.mercator.jp/
平山夢明インタビュー(「スタジオ・ボイス」内 → http://www.studiovoice.jp/focus/eggman/index.html

(黒衣)
posted by kappa at 12:41| Comment(0) | TrackBack(0) | 日記 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2009年01月09日

ココロを暖めてくれる一冊です。

あけましておめでとうございます晴れ
本年も、光文社の文芸書をよろしくお願いいたします。

1月に入り、めっきり寒くなってきましたが、風邪などひかれてませんか?
これからますます寒くなってくると思うと、ついつい外出も億劫になってきてしまいますよね。
で、そんな気分のときは、やっぱり読書でしょう。(ちょっと強引か?)

ということで、この冬にぜひ読んでいただきたい一冊をご紹介します。
昨年12月に刊行された、谷村志穂さんの長編小説、『スノーホワイト』

――四十代半ばの毛利美南子は、結婚に破れたという自身の傷から立ち直れず、恋愛に臆病になっていた。が、思いもかけず、親子ほども歳の離れた大学生の真木宗助から思いを寄せられる。物怖じしない宗助の一直線な求愛に、美南子の中に眠っていた火が燻りはじめる…。

物語の季節は冬。まさにこの時期の読書にピッタリですよ。
甘く切ない奇蹟を描いたラブ・ストーリーで、カラダの中からホットになっちゃってください!

(FCT)
posted by kappa at 16:39| Comment(0) | TrackBack(0) | 日記 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2008年12月25日

一人酒のお供に(そのいち)

いい感じのバーのカウンターで、にぎやかにざわめく居酒屋の片隅で、おうちでこたつに入りながら、一人でお酒を飲むのが好きなあなた。そんなあなたのお酒につきあってくれるすてきな本をご紹介したいと思います。
今日はその第一弾。おすすめするのは坂木司さんの「短劇」という作品です。タイトルのとおり26の不思議な味のショートストーリーは、ふわりとすてきな酩酊感を与えてくれます。詠みながらどんどん読む人の心の中にイマジネーションの風を吹き込んでくれるので、読みながら思いがけないことを思い出させてくれたりもします。忘れていた昔の友達。恋人に言われたあのひと言。etc…。坂木さんのファンも、まだそうではない方も、よろしければぜひこの本で一杯やってみてください。すてきな時間が過ごせますよ。(席亭)
posted by kappa at 15:50| Comment(0) | TrackBack(0) | 日記 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2008年12月15日

追加! 『田村はまだか』

こんな時代にはしご酒をすると景気高揚に役立っている気がします。

「新刊ニュース」1月号で、「王様のブランチ」書評コーナーでおなじみの松田哲夫氏による「2008年日本の小説ベスト10」で、朝倉かすみ氏『田村はまだか』が第9位に選ばれました!

とりいそぎ!

(県知事)

posted by kappa at 13:05| Comment(0) | TrackBack(0) | 日記 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2008年12月12日

少し早いですが寝正月のお供に。

12月なのにあまり寒くない日が続いていますね晴れ
2週間後には年末なんて、信じられません。

27日〜お休みの方は9連休グッド(上向き矢印)
底なし不況の真っ只中、このお正月はどこにも行かず家で読書がぴったりです本


おススメするのは11月20日に刊行された、樋口直哉さんの書下ろし長編、『星空の下のひなた。』
猫と料理が好きな人にはたまらない、過去と現在、夢と現実を行き来する不思議な恋愛小説です。
しかも装画はなんと、人気漫画家の五十嵐大介さんによる描き下ろしexclamation

実は五十嵐さんのこれまでの作品と、樋口さんの今回の作品には不思議な共通点がいくつかあるんです。
・「隕石」が大事なファクターとなること
・「ひなた」という名前が出てくること
・「猫」が重要な役割をすること
・「料理」をモチーフに使っていること・・・

そんなお二人は初対面で料理や創作の話に多いに盛り上がり、すっかり意気投合しておられました。
その対談の様子は、現在書店などで配布中の「本が好き!」(2009年1月号)にてご覧になれます。

寝正月のお供にぜひ、『星空の下のひなた。』だけでなく、
『海獣の子供 1〜3巻』『魔女 全2巻』『カボチャの冒険』などの五十嵐作品も手にとってみてくださいぴかぴか(新しい)

(mm)

posted by kappa at 19:10| Comment(0) | TrackBack(0) | 日記 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2008年12月08日

『田村はまだか』キノベス7位

 1年は12ヶ月ありますが、10月で締めちゃって除夜の鐘、「あけましておめでとう!」でいいんじゃないでしょうか。
 長すぎます、一年。体力持ちません。

 読書好きには年末の恒例行事的になりました、年間ベスト。
 今年もいろいろ出そろいました。

 紀伊國屋書店員の方々が選ぶ年間ベスト「キノベス2008」http://www.kinokuniya.co.jp/01f/kinobes/2008/に今年2月発売でTBS系「王様のブランチ」などでも取りあげられロングセラーとなっている朝倉かすみ氏著『田村はまだか』が第7位に入りました。

 このベストは、「小説」だけでなく、ノンフィクション、翻訳など、今年一年に出た新刊全てから選ばれます。
 
 来年、2009年1月には、朝倉氏の新刊『ロコモーション』も発売決定!
 書下ろし長編です。
 ある一人の女のひとと、その友人や恋人との交流を描いた、読んでいる最中に息をしたら何かが壊れるんじゃないか、と不安になるほどデリケートで魔力がある物語です。
 
 『田村はまだか』では止まらない朝倉かすみ氏の才能、楽しみにしていて下さい!

(県知事)
 
 
posted by kappa at 12:22| Comment(0) | TrackBack(0) | 日記 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2008年10月23日

第12回日本ミステリー文学大賞及び新人賞!

 昨日、10月22日、日本のミステリー文学の発展に貢献した作家、評論家に贈られる第12回日本ミステリー文学大賞(光文シエラザード文化財団主催)の選考会が開かれ、大賞には、島田荘司さんが選ばれました!
 同時に選考された第12回日本ミステリー文学大賞新人賞(公募)は、結城充考(ゆうきみつたか)さんの「プラ・バロック」が決定!
 お二方、誠におめでとうございます!!

 大賞の授賞を、島田さんにお伝えしたところ、まったく予想も、予期もされていなかった島田さんは、当惑気味…。
 その電話は、ちょうど、台湾の皇冠出版が主催し、ミステリーのアジア・グローバルな展開を目指して創設された「島田荘司推理小説賞」の重要な打ち合わせの席にかかったようで、「新人発掘の新人賞と違って、権威とか、箔づけのための賞には興味がないので」という理由で、当初は、辞退のニュアンスも、おっしゃいました。
 しかし強い説得に応じ、ミステリー界全体の未来を考えていただいたうえで、めでたく、受賞決定に至りました。
 日本のミステリー界のマイスターを顕彰する、この日本ミステリー文学大賞にとっては、今回の島田さんの受賞は、まさに、誠に慶賀すべき出来事です。
 本格と、ミステリー界全体の隆盛のために、島田さんも、小社も、さらに頑張りつづけます!       (N)
 
posted by kappa at 17:17| Comment(0) | TrackBack(0) | 日記 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2008年05月20日

梶尾真治『アイスマン。ゆれる』の朗読番組が放送中です。

恋愛を成就させることのできる特殊な能力をもった女性とその友人たちの、せつなくてじれったい恋模様を描いた、梶尾真治さんの最新作『アイスマン。ゆれる』。
名手・梶尾さんの、『クロノス・ジョウンターの伝説』『黄泉がえり』などのヒット作と並ぶ、叙情派の傑作です。
この作品が、ラジオの朗読番組になりました。
5月15日から、RKK熊本放送で、毎週月曜〜金曜、朝5時55分〜6時に放送中です。
この番組「おはよう文庫」では、これまでにも梶尾さんの小説が朗読されつづけていて、今回、『アイスマン。ゆれる』の登場となりました。
毎日少しずつ進む、30代男女の恋模様と、人生を変えることのできる不思議な能力の全貌。
聴取可能な地域の皆さんは、既読の方も未読の方も、ぜひ聴いてみて下さい。

(黒衣)
posted by kappa at 11:14| Comment(0) | TrackBack(0) | 日記 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2008年04月10日

『田村はまだか』増刷!

「いつくるかいつくるか」と田村を待っているうちに、朝倉かすみ氏『田村はまだか』増刷がかかりました!

2月に刊行され、じわじわと、売れ続けていました。
「増刷、いつくるかいつくるか」と待っていました。

書評、著者インタビューも、たくさん取り上げていただいています。
「週刊女性」、「産経新聞」、「週刊新潮」、「星星峡」、「本の雑誌」、地方紙配信の書評……。
また、ブログでも、話題となっています。


深夜のバー。小学校のクラス会の三次会。四十歳になる男女五人が 大雪で列車が遅れ、クラス会に参加できなかった「田村」を待つ。

──物語は、こんな感じで始まります。

「田村」は小学校の有名人だった。有名人といっても人気者という意味ではなく、その年にしてすでに「孤高」の存在であった。
貧乏な家庭に育ち、小学生にして、すでに大人のような風格があったのだ。


そんな「田村」を待つ各人の脳裏に浮かぶのは、過去に触れ合った印象深き人物たち。

──この「印象深人物たち」というのが、また、魅力的。

今の自分がこのような人間になったのは、誰の影響なのだろう――。
ちょっと人生に投げやりになり始めた世代、四十歳の彼らは、酔いながら、田村を待ちながら、自問自答します。

──で、田村はやってくるのか? 田村を待つことによって、彼らは、何を知るのか?

ラストでは、ああ、こういう感動の形があったのか、と最良の読後感を得られます。
登場人物は、みんな、等身大、普通の人たちなんですけどね。


「胸にぐっとくるエピソードが、あなたを待っている。そんな忘れがたい物語」という書評家・豊崎由美さんの素敵な言葉が入った新帯で、増刷です。


  (県知事)

posted by kappa at 10:50| Comment(0) | TrackBack(0) | 日記 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2008年04月01日

『霧のソレア』増刷!

第11回日本ミステリー文学大賞新人賞受賞作、緒川怜(おがわ・さとし)氏の『霧のソレア』、早くも増刷が決まりました。

『霧のソレア』は──

289人を乗せたロサンゼルス発成田行きのジャンボジェット、ボーイング747−200Bが、ニカラグアのテロリストが誤って仕掛けた時限爆弾により、太平洋上で大破。
爆発のため機長は死亡。しかし、女性副操縦士・高城玲子の奮闘で飛行機は成田空港へと向かっていた。
しかし突然、通信機器が使用不能となり、地上との交信ができなくなる。
飛行機をそのまま「墜落」させるため、アメリカが電子戦機を出動させ、電波妨害を始めたのだ。
──いったい、何故?
次から次へと起きる難問題、ページを繰るたびに解き明かされる驚愕の真相。そして、最悪の状況下でもベストを尽くす人々。
米政府、CIA、日本政府、北朝鮮。権力同士の闇のつばぜり合いと、最後まであきらめない女性パイロットの活躍が息を呑む、壮大にして猛スピードで突き進むノンストップ・エンタテインメント。

──です。

国際謀略小説、アクション小説、軍事小説、航空小説の魅力が溢れんばかりに盛りこまれている、ハリウッド超大作映画並みの迫力で、選考委員の有栖川有栖氏、石田衣良氏、田中芳樹氏、若竹七海氏の満場一致で受賞、読者からの評判も上々です。

花粉症で外に出るのが億劫な人でも、家でジェットコースター気分を味わえますよ。


                                                (県知事)


 

posted by kappa at 14:24| Comment(0) | TrackBack(0) | 日記 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2008年02月22日

要注目。朝倉かすみ『田村はまだか』発売!

  深夜のバー。小学校のクラス会の三次会。四十歳になる男女五人が友を待つ。
 大雪で列車が遅れ、クラス会同窓会に参加できなかった「田村」を待つ。

「田村」は小学校の有名人だった。有名人といっても人気者という意味ではない。その年にしてすでに「孤高」の存在であった。
 貧乏な家庭に育ち、小学生にして、すでに大人のような風格があったのだ。


 そんな「田村」を待つ各人の脳裏に浮かぶのは、過去に触れ合った印象深き人物たち。

 今の自分がこのような人間になったのは、誰の影響なのだろう――。
 四十歳になった彼らは、自問自答する。


 それにつけても田村はまだか? 来いよ、田村。


 酔いつぶれるメンバーが出るなか、彼らはひたすら田村を待ち続ける。

 そして……。


 自分の人生持て余し気味な世代の冬の一夜を、軽快な文体で描きながらも、ラストには怒濤の感動が待ち受ける傑作の誕生。



 ……というあらすじの物語。

 かなりざっくり言うと、飲み屋で「田村」を待つだけの物語なのですが、読ませます。最後まで読まずにはいられない魅力があります。
 今か今かと人を待つ。旧友を待つ。この喜び、味わえます。

 まだ数冊しか作品を発表していない朝倉かすみ氏ですが、そのセンス、才能、技術はピカイチ。
ご本人のブログ「アサクラ日記」http://d.hatena.ne.jp/ASAKURA/ 2008/2/20に

「第一話だけでも、ぜひ、立ち読みしてください、と、心から願う。」


 とありますが、本当にそう思います。

「そして、もしも、つづきが読みたくなったら、ためらわずにレジへ。」

 とそのあと続きますが、本当にそう思います。


 飲み会三次会の、めためたな感じが好きなあなた。
 あるいは、気の置けない仲間となら、本当は最後までうだうだと時間を潰したいのに、明日の仕事、待つ家族のことを考えて終電で帰るあなた。

 人を待つワクワク感を知っている幸福なあなた。

 読んでみて下さい。

           (県知事)

posted by kappa at 12:10| Comment(0) | TrackBack(0) | 日記 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2007年11月22日

[ 『マリアの月』刊行記念サイトを特設!

第六回日本ミステリー文学大賞新人賞受賞者・三上洸さんの新刊『マリアの月』刊行を記念して、特別サイトが開設されました。

http://mikami-akira.seesaa.net/

作品紹介のほか、カバー写真の人形を製作された大野季楽さんの情報など、『マリアの月』関連の話題が満載。
ぜひ、ご覧ください!

(チョペ)
posted by kappa at 13:59| Comment(0) | TrackBack(0) | 日記 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2007年11月19日

『烏金』またまた増刷です!

西條奈加さんの『烏金』(からすがね)が、追加重版決定しました!
未読の方は、この機会にぜひ♪
(上海小姐)
posted by kappa at 15:25| Comment(0) | TrackBack(0) | 日記 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
×

この広告は1年以上新しい記事の投稿がないブログに表示されております。